できる営業スタイルと焼肉

この前の金曜日にお世話になっているFP(ファイナンシャルプランナー)さんに南森町の焼肉屋にご招待してもらった。
このFPさんとは創業時からのお付き合いになるのだが、専門知識の深さはもちろん、類稀な営業力に非常に刺激を受け、営業スタイルの手本にも勝手にさせてもらっている。
この人の営業力がスゴイな、と思うのは、商品を売っているのか、雑談しているのか、遊びにきたのか分からない紙一重の絶妙なバランスをとっているところだ。
どうも他のFPさんや保険販売屋さんは、ガツガツしすぎというか、会うとすぐ営業してくる人や、売り込み話しか興味ない人が多く、「もう絶対にコイツに商品売ってやるねん」というのがバレバレな感じで、正直、営業されている立場とすれば、うっとおしい感じの人も少なくない。
そんなに営業の勝負ってのは焦るもんではないだろう。
例えば、合コンでもパーティーでも気に入った人がいたとしても、会ってすぐに猛烈アタックしてもロクなことにはならないのと同じじゃないだろうか。
どんな商材でもそうだろうが、あまりにガツガツ売り込まれると人間の本能的な防衛能力が働くのか、拒絶反応に近い感じにどうしてもなってしまう
一方でこのFPさんは、まるでガツガツしていない。そして雑談やエ○トークなどを通して、いつのまにか自分のペースにがっつり相手をはめこんでしまう。
どちらかと言えば聞き上手そのものだ。
話が逸れるが、このFPさんに限らず、求人営業やIT商材のトップ営業マンも概して同じ系統の人が多い気がする。
そう、まるでガツガツしていない人の方が多いという訳だ。
個人的には「できる営業マン」に多く共通しているな、と感じるのは専門的知識はもちろん、
・売り込み相手から敵意を持たれない雰囲気がある
・話し上手より聞き上手
・ガツガツしていない(心の中ではしているだろうが)

これを全て満たした営業マンに営業されると、もうこちらの負けになる可能性が高い。
心を許した相手+確かな専門知識を持った営業スタイルにまんまとはまってしまい、契約してしまうことが多い。
最近契約したコンサルタントさんもこんな感じだ。
話を戻すと、そんな訳で自分の個人的な保険から会社のあらゆる保険までを全部このFPさんにお任せしている。
この人なら任せて大丈夫だろうと。
そんな訳で、ウチの会社の決算が7月末と近く、今年は決算対策用保険やら何やらにこのFPさんを通じて入ったこともあり、焼肉をご馳走になった。
今回、連れて行ってもらえたのは、南森町駅から歩いて5分くらいの「万両」という焼肉屋で、めちゃくちゃ有名な焼肉屋らしい。
予約なしでは入れないことも多く、行列のできる焼肉屋としても有名らしい。
確かにお店を出た22時すぎでもまだ店の外に行列ができていた。
こんな時間から焼肉なんか食ったら太るぞ、と余計なことを考えてしまう。ちなみに自分は過去に何度もこれで失敗している・・・
特に美味しかったのがこのメニュー。「幻のカルビ」。
Image565.jpg
もうここ数年来食べた焼肉屋のお肉の中で最高の肉に間違いない。
「生でも食べれるんですけど、20秒ほど片面だけ焼いてください」と焼き方まで指示されただけあって、もうスゴすぎるの一言。
あまりブログでどこどこの食事に行ったや料理話は書かないようにしているんだけど、ここだけは例外的な味すぎる。
まさに書くしかない感じだろうか。
焼肉好きな方、ぜひ一度行ってください。
うますぎます。いや、焼肉に芸術を感じられます。

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公務員を辞めたい人が増える時期

4月、5月と自分のブログアクセスが増えている
去年もそうだったけど、4月、5月は下のようなキーワードでの訪問者が増える。
「公務員 辞めたい」
「公務員からの転職」
「公務員 転職」
「公務員 起業」
「公務員 退職」
民間企業で働いている人は、公務員を辞めたい人なんて多いの?って思うのが普通みたいだけど、公務員でも辞めたい人はわんさかいる。
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豚インフルから役所の体制を想う

鳥インフルが新型インフルエンザの中心的話題だと思いこんでいたら、突然に出てきた豚インフル。非常に心配だ。
パンデミックを起こす強力な存在になるのかまだ分からないようだが、大阪市役所時代に元保健部門にいた自分としてはやはり非常に心配になる。
というのも大阪市役所在職中にSARSが発生した時にその業務に若干関わった経験があるからだ。
確か入庁2年目に日本中がSARSの話題一色になった。
その時に末端の末端ながら公衆衛生(地域住民の健康の保持・向上のために活動に携わること)の現場にいたので、今頃は保健部門は大変なことになっているんだろう、と考えてしまう。
多くの一般人は、保健部門の全ての職員(保健所や病院スタッフなど)は、何でも新型の病原体のことを知っていると思ってしまうが、残念ながら職員も万能ではないので何でも知っている訳ではない。
SARSが流行りかけた時も必死に大急ぎで国やメディアからと様々な情報源を頼りに勉強したものだ。
さすがに自分を含めた医療・保健の基礎知識がない事務職員は、基本的な専門用語の数々でさえ分からずに四苦八苦したが、医師や保健師さんの覚え方の素早さには度肝を抜いたことは今でもはっきりと覚えている。
数日前まで『SARSなんて聞かれてもよう分からんわ』と口々に話し合っていた専門職の人たちがあっという間にSARSの基本を理解し、市民に説明している姿は『プロ』の姿。
まさに尊敬に値する姿だ。
ただ、このことから、生の現場を生で見てきた者として、公衆衛生など「命」に関わる公的機関には、できるだけ事務職も経験の長いスタッフを配置したほうがいいのではないかと思う。
つまりは数年で全く異なる分野に異動を繰り返す事務職に「命」に関わる仕事を任すのはよろしくないのではないだろうかと考える訳だ。
特にこの4月は異動のピーク。
少なからずの役所では、昨日まで全く保健や公衆衛生に関わったことのない別局の畑違いの事務職員が、いきなり今日から担当になることも珍しくないのではないだろうか。
仮に豚インフルが発生した翌日などに異動してきて、豚インフル担当になったものならまさに一大事だ。
本人も人一倍大変だが、その担当者に公衆衛生の命運を任せるしない市民も大いに不幸ではないだろうか。
できるなら、事務職の半分は、局採用(保健部門なら保健部門採用、税部門なら税務採用など)にし、卒なく色々な業務を行えるゼネラリストではなく、一つの業務に長けたプロフェッシェナルな人材を育てることにシフトしていくべきだと考える。
今回の非常ケースを見れば、幅広い視点を備えたゼネラリストを育てるなど、市民視点からすればどうでもいいことだろう。
市民が求めているのは、公衆衛生に長けたプロなのは間違いない。
つまり、全くといってもいい専門知識のない事務職に、いきなり今回のような「命」に関わる仕事をやれ、というも酷すぎだろうし、市民にとってもいい迷惑じゃないだろうか。
まだ今回の豚インフルの致死率は不明だが、もし想定が何十%もの致死率があるとすれば、素人が出る幕ではないだろう。
素人に何十%もの致死率の病原体の担当を任せるのは、本人にとっても市民にとってもまさに不幸な出来事でしかないのではないだろうか。

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たいしたもんだと感心

先日、とある商材説明(コンサル関係)の営業を会社で受けた。
今までに同じ商材を別会社数社から何度か受けていたのだが、どうも説明にピンとこなかったり、この人にコンサルを受けるのはちょっと疲れるかな、など色々と考えてしまうこともあり、どこに発注するか決めかねていた。
まあ今回の説明もどうだろうか・・・、とあまり期待しないで会ったのだが良い意味で期待を裏切っていただいた。
というのも説明してくれた営業の方の説明は非常に分かりやすく、端的にパッパパッパと説明してくれるので非常にテンポが良い。
そのため、つい「営業うまいですね」と言ってしまったほどだ。
下手な営業マンというのは経験上、とにかくテンポが悪いことが多い気がする。
こまごましたことを難しい業界・専門用語を並び立ててじっくりと商品説明してくれる
商品説明の途中に寝かけたことは一、二度どころじゃない。
逆にできる営業マンは、とにかくテンポが良く、重要ポイントの説明にパワーを注ぐ。
そしていつのまにか自分のペースにはめこみ、お客さんを自分のファンにさえしてしまう。これができればもうプロ営業マンなんだろうと思う。
今回の営業マンはまさにこんな感じだ。
そして営業が終わり帰社され1時間後には、
『本日は貴重なお時間を割いて頂き、誠に有難うございました。』
とお礼メールが届くこの素早さ。
めちゃ早いな、と感心し、『こちらこそありがとうございました。大変よく分かりやすいご説明でしたので前向きに検討させていただきます。』という感じのメールを返信した。
すると、返信して間もなく再度メールがあり、
是非、御社経営理念の第1条でもある”とにかくやろう”の精神で○○(商材名)にチャレンジしてください。このチャレンジが次のチャレンジに繋がるよう、私共が万全のコンサルティングでご協力させて頂きます。』
と返ってきた。
今まで会社サイトを見て来られて営業ネタにする営業マンはいっぱいいたが、経営理念を営業材料にする人は初めてかもしれない。
この人は非常におもしろい感性を持っているなとつくづく感心した。
こういう営業力というか洒落たことができる人などは、こちらにまだない『何か』を自分に与えてくれることが多いので非常に良い刺激になる。
いやいやホント良い刺激を受けさせてもらった。ありがとうございます(契約するかは別問題として・・・)。

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公務員からの転職・起業希望者の方へ

異動の時期だからだろうか、それとも何だろうか・・・
ここ2週間、「ブログ(mixi)を見ました」という現役公務員の方から起業や転職に関するメールをいただくことが急に増えたような気がする。
前々から起業したかった、どうしても○○の仕事に就きたい、という前向きな脱公務員希望のご相談には、できるだけ相談に乗ってみたくなる。
メールだけでお話が終わることが多いが、メールよりは直接会ってお話するほうがどちらにとっても良い刺激になるだろう、と考え、4月末には時間があることもあるので試しに一度、脱公務員をしたい現役公務員向けの無料相談会を開催してみようと思う。
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週末起業がまたブームらしい

最近久しく聞くことがなかった週末起業がまたブームになってきたみたいだ。
確かに周りを見渡すと、
『会社にはもう頼れないし起業しようかな』
『空いている時間に何か始めようかな』
『副収入が欲しいかも』
って人が増えている気がする。
不況になると、会社や組織にはもう頼れなくなって自分の力で未来を切り開きたいという人が増えるらしい。
自分も役所に定年まで頼るよりは、自分の力で未来を作りたいって思ったクチなんで、同じといえば同じだと思う。
でも、特に何の計画やアイデアもなく、ブームに乗ってこの不況下に起業するのってけっこう、いやかなり危ないんじゃないかと思う。
それは単純なことで、今まで何百、何千という顧客と取引関係をがっちり作り、そこからの収収益で成り立ってきた既存企業ですら、この不況下で大きく売上を落としているところが多数なの、いきなり何の計画やコネクションもない新参者が新規に仕事を獲れるかと言えば、それはそんなに甘いものではないだろうって思う。
新参者でも十分に食べれるくらいの収益が簡単に立てられるなら、既存企業はここまで落ち込む訳がないんじゃないだろうか。
ただ、2000年のITバブル崩壊時の不景気の時には、新しいアイデアや日本初のプランを実行した企業が多く誕生したのも事実。
つまり、特に何の計画・アイデアもなく、『会社ではなく、自分の力で食ってやる!』と早とちりしての「ノープラン起業」は、このご時勢には相当に危ないんじゃないかなと思う。
まあ、そうは言っても、自分自身も起業時にそこまで明確な計画があったかと言えばなかったけど・・・
たまたま運が良かったのかなって思う。
でも、どんなことが起こっても自分で全責任を取るという『覚悟』だけは、絶対に必要かな、とは思う。
起業したら今まで代わりに責任を取ってくれた上司や組織は当然にもうないのだから、自分で100%の責任を取るという覚悟だけは絶対に必要なんじゃないだろうか。
周りの社長を見てると、普段はいい加減な社長?でも、きっちり責任ある対応している社長の会社はやっぱり伸びている、と強く感じる。

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やらないよりはやって後悔したらいい

【コラム】 未曾有(みぞう)の大不況は逆に学生ベンチャーのチャンス!?
ここ1ヶ月、現役公務員の方から
『起業したいけど大丈夫ですか』
『近く起業予定なので相談に乗ってほしい』
というご相談メールやご連絡をよく頂戴する。
大丈夫かどうか、成功するかどうかなんて自分に分かるほど神の領域には全く達していないので何とも困るが。。。

公務員から起業するのは、先に起業した自分の立場から言えば、簡単ではないのは間違いないが、決して不可能なものだとは思わない

総じて見れば、民間の人間も役所の人間も本質的に何か違いがあるかと言えば何もないように感じる。たまたま役所で、たまたま民間で働いている感じだ。
ただ、起業しようと思えば、この記事にもあるような絶対的な挑戦心は必ず必要だろう。
知り合いの学生ベンチャーの会社に次から次へと新しい発想で新ビジネスを計画している会社がある。
実際に上手く事業ベースとして軌道に乗るのはほんのわずかだとは思うが、発想を聞いてるだけで「コイツらの頭はふにゃふにゃだな」っていつもワクワクする。
この前もそのうち一つの案が評価され、ドリームゲートの起業家コンテスト『大挑戦者祭』のファイナリスト7社に残っていた。最優秀賞はとれなかったみたいだけど。
会社を興してまもなく4年目に入るが、やはり起業に際して特に重要だと思うのは、『やるかやらないか』だろう。
記事の文中のこの箇所。

『しっかりとビジネスモデルを作ってから起業するというのが従来の考え方。しかしそれをやっていたらいつまで経っても起業できないと思います。』

しっかり計画ばかり練っているのは、「起業」というアーリーステージではダメだと思う。
計画ばかりをいつまでもウダウダと数年間言い続けて未だ何も開始していない人は少なくない。
こっちが起業してから4年近く経つのに未だに計画するだけで何も行動していない人を見ると妙にイライラする。
やるならさっさとやれよ、と。
全く0から起業した自分ですらここまで気合と運で何とかなったんだから、やれば何とかなるもんだろう、と考えてしまう訳だ。
成功するか失敗するかなんてやってみないと分からない
ただ、やってみないことには成功することはない
失敗すればすぐに軌道修正するか一層のこと止め、また一からやり直したらいいと思う。
自分の場合、一番最初にやったフリーペーパー事業がまさにそうだ。
だいたい起業当初と同じ事業を事業計画書ベースで進められている企業を見たことなんてない。
日本は失敗者に厳しい国とよく言われるが、仮にインフラも法的整備も未整備なアフリカで起業する困難さと比べれれば雲泥の差で恵まれているのは明確だ。
失敗し何かを失うのが怖くて怖くて仕方ないなら、そもそも起業なんて考えないほうが幸せだろう。
起業した会社の5年後の生存率はたったの10%なんだから。
でも、一度きりの人生なんだし、やらなくて老後にひどく後悔するくらいなら、やって華々しく散ったほうが個人的には好きだ。
うん、まさに日本固有の敗北の美学だろう。
起業して3年半。
今のところ起業したことを後悔したことは一度もない。
公務員に戻りたいと思ったことも一度もない。
公務員時代の給料の倍を出すといわれても絶対に戻ることはできない。
記事のような挑戦するベンチャー起業がもっともっと出てきてほしいと思う。特に大阪に。

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久しぶりに良い交流会

今日、久しぶりにいいビジネス交流会に行くことができた。
大阪市の外郭団体、大阪産業創造館(主に大阪市内での起業・ビジネス支援の公的団体)主催でここのスタッフさんの馴染みの社長さんばかり集めたクローズド形式の交流会に参加した。
参加者は40名近くの社長で、有名どころの社長も参加しており、何だか久しぶりに満足のいく交流会だった。
起業したての頃は、全く何のコネクションもなかったのでひたすら人脈を作りたかったこともあり、、週1回のペースであちこちの交流会に参加していたが、段々と参加機会が減り、最近は月に1回くらいだ。
というのも段々と「何だか違うぞ・・・」と交流会に対して違和感を感じるようになったからだ。
今までに恐らく30~40回くらい交流会に参加していると思うが、回を重ねるごとに参加者メンバーが大きく三分類されていることに気がついてきた。
※だいたいどの社長も始めの参加から3~5回の参加でじわじわ気づくらしい。
【ビジネス交流会に多い人】
1)仕事がなく仕事を今すぐどうしても欲しい人
2)何となく起業を目指す人
3)マルチ・ネットワーク関係

1)の人は正直なところ活気というかオーラをあまり感じられない人が多く、話していると段々とこちらも沈みがちになってくる場合が多い。
2)の人は、ただ単に「起業」することが目標になっており、決まって口癖は「○○までに起業しようと思ってるんです!」だ。
自分に言わせたらさっさと起業なんてしたらいい。そして、自分みたいに失敗の連続から経験すればいいと思う。起業するのは屁をするくらい簡単だ。
難しいのは、起業ではなくいかに事業を継続するかだ。
この2)の人は最終目標が「起業=起業している自分への憧れ」になってしまっているので具体的に何をしたいか、どうしたいかがない場合がほとんど。
なので話が途方もなく明後日方向に行く場合が多い。
そして3)の人。
以前参加した交流会では、参加者30名のうち7~8割がマルチ・ネットワーク関係だった。
実際のところマルチやネットワークの仕組みが良いのか悪いのか自分にはよく分からない。
ただ、一つ断言できることは、出会って半年から1年後にはみな誰一人として幸せな生活を送れていないように見えることだ。
マルチ・ネットワークで幸せになる人ももちろんいるのだろうが、残念ながら自分が見てきた中ではまだ一人として幸せになった人がいない。
個人的には、交流会にお金を出して参加したのにもかかわらず、マルチ・ネットワーク関係者がウヨウヨいるとものすごく気分が萎える。
名刺交換をしても一体何を話せばいいのか分からない。
そんな訳でだいたい3000~4000円以下の交流会は、自分が会いたい人が参加しているケースが少ないことが多いので、月に1度とかもうちょっと高い会費の交流会や明らかに信頼できる人が主催している交流会にしか参加しなくなった。
ちなみに『自分が会いたい人』とは、異次元の雰囲気を醸し出している明らかに自分とは異なるステージにいる社長さんだ。
あまりに話しの内容が自分の置かれている今の環境と違いすぎてものすごく違和感を感じることが多いのだが、これがまた自分の成長のためになる。

正直、話なんてあまり噛み合わない。
そりゃ仕事の、そして生活しているステージが今の自分とは異なるからだ。
「どこかお勧めのサーバー知らない?月200万くらいしか出せないから安いのね」
「来月、お店を5店舗オープンさせるんで忙しくて忙しくて・・・」
「この前、株でちょっこと損したんですよ、まあ2000万くらいなんですけどね」
「インドネシアに島をこの前買ってね」
うん??話の意味が・・・
まだ今の自分のレベルでは訳が分からない。
でもこの自分とは明らかに異なるステージにいる人たちのこの違和感を感じ、少しでも近づこうと努力することが今とてもおもしろい。
同じステージの人と話していると居心地はいいが、お互いに「類は友を呼ぶ」の関係になってしまうのだろうと思う。
起業したての頃からこの違和感を感じ、そしてこの違和感に近づき違和感を感じなくなることを目標としてきた。
例えば、起業する前は、
「起業=仕事ができる人=恐ろしくできる人」
と起業が異次元の話として感じていたが、起業する前からこの違和感に慣れ親しむ感じることで今は「起業=誰でもできること」と少なくとも同しレベルのステージに立つことができていると思う

つまり自分の中では、違和感を感じることが、違和感を違和感として感じない同ステージに立つための一つの方法なんだと考えている訳だ。
そんな訳で話を戻すと、今日の交流会のレベルは良かった。
マルチ関係者はもちろん一人もおらず、恐らくウチの会社規模は下から数えたほうが遥かに早いだろう。いや、たぶんワースト5に入っているはずだ。残念だが。
大阪産業創造館の方には、非常に良い交流会をセッティングしてもらい感謝したい。
できるならば月に1度継続して開催してもらえればこの上なく嬉しい。

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今年の目標

あけましておめでとうございます。
今年の目標の前に今まで3年間の年初目標を振り返ると、
2006年 『公務員を辞めて起業すること』
2007年 『起業家から企業家へ』
2008年 『業を起こし、企て、そしてその業を輝かせる』
この3年間、
『起業』 → 『企業』 → 『輝業』
と『き』関係の感じで表してきた。
人から見たらどう評価されるか分からないが、現状ではこの3年間の年初目標はほぼ達成できたと思う。
で、今年も『き』関係の目標とはりきりたいところだけどどうするか・・・
う~ん、
祈業 → どうも祈るだけでは人任せっぽい。
希業 → これも『夢』だけでしか見れていない気がする
やはり、
喜業 → 喜びに溢れた業にする、だろうか。
でも何か弱い。。。
パンチが足りない。
「き」関係の漢字は引き続き考えるとして、今年は今まで以上に現実路線を目指そうと思う。
つまり、「~がしたい」「~のようになりたい」という『夢』は見ないようにしようと思う。妄想は得意なんだが止むを得ない。
というのも、「~がしたい」「~のようになりたい」と漠然に思うだけでは一向にその『夢』は叶わないことが起業してこの2年半でよく分かったからだ。
『夢』は思うのは簡単だが、決して簡単に手に入るものではないことをきっぱりと完全に理解しなければならない。
まあ年明け早々から『夢』のない話だけど・・・
よく『夢を持て、夢はひたすら願えば叶う』のようなことを言うがあれは嘘だ。
『夢』を見ているだけでは一向に叶わないだろう。

見るのは『夢』じゃなく、『夢』を実現するための『目標』
を見ないとダメだ。
つまり、今更だけど『夢』を叶えるために、どんな方法でどのような過程を組み、それを紆余曲折しながら着実に実行していくことが大事なんじゃないかな、ということを色々な社長さんや会社を見ているうちに強く考えるようになった。
何と言うか、伸びている会社、伸びている人って『夢』をあまり語らない。
語っているのはより具体化している『目標』だ。
「私の夢は○○をすることで、これをするために□□の方法が最も大事なので、これから半年で△△をして、1年後に△△をベースに◎◎を開始する計画です。そうなると■■の結果が出ると計算して・・・」
という感じで、言葉としては『夢』を使っているが、ただ漠然とした『夢』ではなく、確実に『夢』を実現するための『目標』として設定されていることを感じだ。
まあ『夢』って言葉はキレイだけど、けっこう『夢』絡みの漢字は怖いというか生々しい。
『人の夢』 と漢字で書くと、
『 儚 = はかない 』

なんて怖い怖い。。。
古来から『夢』は『儚いもの』というものらしい。
夢もへったくれもない。
だからこそ儚いものにしないためにもより具体化した『目標』が強く必要だ。
『目標』は『目の標(しるべ)』
どのようなことでも『標』をしっかりと目で見据えて着実に実現していくことを今年の目標としたい。
今年も一年間どうぞよろしくお願いします。
今年は不況という友達とも上手く付き合っていこうと思います。

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今年のまとめ 2

今日で年内業務が無事に終了した。
ちょっと休みすぎの気もするが明日から10連休に入ろうと思う。
では、前回に続いて今年のまとめを。
今年、一番反省しないといけないのは、『タイミングのズレ』を克服できなかったことだろう。
何かを行う、投資する、行動する、逆に今は静観する、など『タイミング』を見誤り遅れて行動してしまうこともあれば、逆に早く急ぎすてしまったりと、時機の逸脱ミスを繰り返ししてしまうことが多かった。
結果的に致命傷にはなってはいないがこれは大いに反省すべき点だ。
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