説教をする上司の2つの特長

前回の続きです。
職場の飲み会という本来はそれなりに楽しい場で説教を始める上司には、主に2つのパターンがあるように感じます。
1)お酒の勢いにのってあまり深く考えずに説教をする人
2)普段からの説教の延長上として説教をしてしまう人

まず1)から。
これら上司はアルコールの勢いで、今まで部下に対して不満に思っていたことや、別に不満までは思っていないが、勢い任せで始めてしまう傾向があります。

普段はあまり説教くさくない人に多いパターンで、説教が始まったでも会話の一つのネタ程度なので本人もあまり説教をしているという自覚はありません。
些細なことで普段は言いづらいから、遠赤の場で軽く言っておくか、という内容が多いのが特長です。
そのため、翌日に職場で顔を会わしても説教ネタを再びネチネチと掘り起こされることは多くありません。
お酒の勢いで言われたことだから無視してもいいんじゃないの?と思いがちですが、けっこう重要なポイントを言われることが多く、個人的にはチラッと言われる説教話には耳を傾け、反省できるところはよく反省するのが望ましいと考えています。
次に2)。
これは非常に非常に不満やフラストレーションがたまってしまう説教です。
そして心にまるで響かないという特長があります。
個別相談会でもよく聞くのがこのタイプの「ひたすら説教タイプ」です。
「昼間に2時間説教され、その日の飲み会でも『昼の続きだけどな、』とまた説教されます」
「自分(説教をしている上司)や周りの同僚もたいがいなのに、なぜ私ばかり言われるのか」
「私の上司のお酒の肴は係員への説教話です。」

など、説教を受ける方に非常にフラストレーションがたまるのが特長です。
私も何度も役所時代に経験ありますが、同じような説教を永遠にループして繰り返し話され、ネチネチ、ダラダラと言われ続けるのが特長です。
そして、言われ続けている方は、
・なぜ今なんだ、せめて昼間にやってくれよ。
・もう1時間以上だよ、、と一体何を説教されているのか段々と分からなくなってくる
・同じ事の繰り返しなので心に響かなくなる
・宴席の場で一人説教を受けていることが情けなく恥ずかしくなってくる
・おれ(私)って全然ダメなんだ、、、と自己嫌悪に陥ってくる

など終いには仕事はもちろん自分にも自信を失くし、自己嫌悪に陥ってきます。
それでもひたすら説教を繰り返す上司は気にする訳でもなく、さらに永遠に繰り返し宴席の場での説教を続けます。
そして、終いには説教されている内容は全く頭に残らず、落胆、怒りなどの気持ちが入り交ざりうつ病のような気持ちになってきます。
私が尊敬する会社経営者やマネジャークラスの人たちや、その会社のスタッフの人達からの話を見たり聞いたりすると、飲み会の場で永遠にだららだとネチネチと説教をする人は誰一人いません。
単純な話で飲み会の場で説教をしたところで効果がないことを知っているからです。
私も役所時代1年目に強烈な説教上司とあたりましたが、飲み会の場で言われたことはほぼ何も覚えていません。ただ、「怒り」に近い感情だけを強く感じていたように思います。
一方、同じ上司からでも昼間に15分や30分くらいなど短時間で言われたことは今でも色々とよく覚えていますし、今ではかなり改善できたと思っています。
むしろ色々と注意していただき、短所を改善させていただいたことを感謝しています。
結局のところ、飲み会の場での説教ほど無意味なものはありません。
なので、私も途中からよくやったのですが、「説教を聞いているフリをして流す」「おだてながら違うネタに話題を変える」などが一番です。
だいたい飲み会の場での説教はアルコールも入っていますので、言っている上司も話を単に聞いて欲しいだけですから。
と、公務員からの転職・起業ネタとはほとんど関係のない話題を3回連続で書いてみました。
あれだけ説教をされたことも今となってはいい思い出です。
いや、そこまでいい思い出ではないかも。。。(笑)

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