取材から感じること

最近、このアメブロや役人廃業コムのサイトをご覧いただいたメディアの方からちょくちょくと取材のお声をかけていただくことは急に増えました。
主な取材内容は、
・公務員からの転職や起業
・公務員を辞めたい人はどんな人なのか
・今の公務員制度、とくに人事制度に思うこと

など、公務員という「人」に焦点を当てたものです。
基本的に、「アンチ公務員」といった明らかな公務員を敵対するような取材内容や特集でない限りはメディア取材はお受けしているのですが、よく取材の中で取材担当の方がおっしゃられることがあります。
それは概ね、
「公務員という人たちはもっと利己的で自分たちの保身しか考えていない人ばかりだと思ってましたけど、色々な現役公務員や元公務員を取材していると、意外と真面目というか、今の役所やこれからの行政のことをしっかり考えている人が多いことに驚くんですよね。」
というものです。
いまの国内の公務員関係の報道は、多くは否定的なアンチ的な内容、例えば、

・高い給料をもらい、それに見合った働きをまるでしていない
・税金を食いつぶすだけの存在
・国民や市民のことは何も考えずに、保身のことばかり考えている

など「公務員=悪」というものが多く見られます。
現在、公務員という職業で悪そこまでく思われていない職種といえば、自衛隊や消防、警察などほんの一部の職種だけではないでしょうか。
「公務員=悪」という図式を発信しているメディア関係の人たちでさえ、実際に現役公務員と関わりをもつと、意外な?真面目さに驚くというのは非常に興味深く感じます。
メディアが自らプラスイメージではない方向性の報道をしながら、
「意外と真面目でこれからの行政のこと考えているんですね」
というのはおもしろい話ですし、私ももっと真面目な公務員も多くいるということを知ってほしいと思います(中にはとんでもない公務員がいるのも事実ですが)。
「公務員=悪」といった悪いイメージを改善できるよう、私もこれからは何か行動を積極的にしていったほうがいいのかなと最近よく思うこの頃です。

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