世間一般では、
公務員＝無能の集まり
と残念ながら思われています。
恐らく次々と発生する不祥事に財政赤字の垂れ流しと、公務員が仕事のデキる連中ならばこんなことにはならんだろう、というのが世間一般の認識なんだでしょう。
ただ私がいま当時を振り返ると、公務員の中には仕事がデキる人も多かったな、とよく思います。
有名大学出身者が多いことや、あの訳の分からないほど科目数の多い公務員試験を突破して公務員になったくらいなので、元々頭のいい人は実際に多いです。
新人のときに同期入庁者と話をしても、頭の切れるクレバーなやつが本当にどれだけ多かったことか。
銀行マンみたいなやつがゴロゴロいました。
さらに働いた職場の20代、30代の職員の中には恐ろしく仕事の能力が高い人もちらほらいて、起業後でもあれだけ総合スキルの高い人はそうそう会うことはありません。
起業する前は、仕事のデキる人が多い割合は、
民間企業のビジネスマン ＞ 公務員
となぜか勝手に思っていましたが、実際に脱公務員をしビジネスの場に出ると、確かに恐ろしく仕事のデキるビジネスマンももちろんいますが、逆に恐ろしく仕事のデキないビジネスマンややる気のない人もわんさかいるという事態に驚いたもんです。
逆に言えば、それだけ私は「井の中の蛙大海を知らず」だったのでしょう。
元は同じ人間なので、そこまで働く業界で変わる訳がありません。
公務員の中には世間一般で思われているイメージと全く異なる仕事のデキる人が多数いる、という事実は私にとっても非常に興味深いものでした。
恐ろしくやる気のない公務員も実際にいますが、逆に民間企業でも十二分に通用する強力なビジネスマンも多くいます。
でも結局それらやる気ある人材が歳とともにやる気を無くしていく姿を何人も見てきましたので、結局最後は役所組織、年功序列など公務員制度という巨大な問題なのかもしれないですね。
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