岸和田だんじり祭りに参加!!

前々から一度参加してみたいな~と思っていたあの有名な岸和田だんじり祭りの10月開催分(山側開催分)についに曳(ひ)き手として参加させてもらってきました。


曳き手は本当は25歳くらいまでの青年団と呼ばれる若手が務めることが一般的らしいのですが、最近は若手も減ってしまい、曳き手不足にどこの町も困っているそうです。
今回、ちょうどうちの会社に、岸和田出身の実習生くんがたまたま来ていて、年齢的には全くNGなんですが、「毎日運動してるから走らせてくれ!」と無理やりお願いして参加させてもらってきました。
そして、一人じゃ寂しいので、社内で「だんじりを曳きたい人!」と募集をかけたところ、唯一一人だけ手を上げた運動をしそうにない若手エンジニアくんが参加することになり、2人で参加してきました。
他のメンバーは、「予定があります」「興味ないです」「しんどそうなんで」と興味を示さなかっただけに、彼の勇気は賞賛に値します。素晴らしい。



ただ、参加してくれた若手エンジニア君、だんじり祭りを見たこともなけければ、どんな祭りで何をするかも知らないまま参加したので、結局大変なことになりましたが(笑)
お神輿をちょっこと担いだり、ちょっこと簡単なお手伝いをする程度だと思っていたそうです(笑)
そんなに甘いもんじゃないんだよな・・・


さて、当日は朝5時に起きて、車で岸和田へ。
途中でエンジニアくんを拾い、朝6時半過ぎには現地に到着しました。
到着するとすぐに正装を貸してもらい着替え、朝8時前にはもう本番です。
そして、いざだんじりの曳きを開始。

若手35人ほどど、少年団の少年少女20人くらいの計50人ちょっとで大きなだんじりを曳きます。


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いや、挽くというか、全力疾走と小休止の繰り返しで、100メートルダッシュを朝から晩まで何本もしている感じです。
綱は基本両手で持たないといけないそうなので、両手で持ったまま全力疾走するのはバランスも崩れそうになりますし、前後の人ともぶつかりそうでかなり大変です。
幸い何度も岸和田だんじり祭りは見たことがあり、大変な運動量になることは想像できていましたので、いちおうこの日に備えて毎晩トレーニングだけはしてきました。
20キロくらい走れる体になっていれば何とかなるだろうと。
そしてその成果もあり、思ったよりはというか、およそ想像くらいの疲れでしたが、さすがに夕方前くらいになると疲れも溜まり始め、ヘトヘト。。


そして17時半前にようやく終了。もう走れないくらい走りきったと思います。
曳き手の一人としてやり遂げた後の爽快感は十分でしたし、いかにだんじり祭りが地元に溶け込み、人生と生活の一部になっているのかということも身をもって経験できたことは良かったです。
随分と年齢オーバーしての参加でしたので、恐らく今回が最初で最後の参加になると思いますが、こうして祭りに「曳き手」として参加できたことはとても良い経験になりました。
参加させていただいたお祭り関係者の皆さま、たいしたお役には立てなかったと思いますが、ありがとうございました!


ちなみに、一緒に参加したエンジニアくん、途中で左膝とふとももを痛めてしまい、途中リタイアとなりました(笑)
「完全に運動不足だな・・・これからは運動しような・・」
「毎日昼にカップラーメン食べる食生活は何とかしたほうがいいんじゃないか?」

という結論になりました(笑)
全く運動していない人には、だんじり祭りの曳き手として参加するにはちょっぴりハードルが高かったようです。


ただ、
「いや~手じゃなくて足でよかったですよ。手だったらキーボード打てなくなりますしね!」
と足のびっこを引きながらも、明るく爽やかに答えていた彼の勇気というか前向きさには感服です。
彼はまだ青年団の年齢なので、来年も参加を勧めようと思います(笑)



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