大阪市の生活保護20人に1人、転入が後絶たず
(読売新聞 – 02月18日 15:54)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100218-OYT1T00762.htm
ついに大阪市民の20人に1人が生活保護受給者というニュース。
平松市長が怒るのも無理はない。
そりゃ生活保護の旨みの部分を知ってしまったら普通に働くのが馬鹿らしくなると思う。
公務員時代には大阪市内の某区役所にも勤めていた。
ここでは直接市民と接する部署にいたから実際の生活保護受給の仕事をすぐ近くで見ることができた。
生活保護資格が与えられると、保護費以外に多くの行政制度で「無料」「割引」「特権」などがあったりして、本当に生活保護を必要としている人以外にも、生活保護の「旨味」狙いの人達が少なからず需給しているな、という気がしていた。
例えば、宝石じゃらじゃらしたいかにもお金を持ってそうなおばちゃんや、外車で乗りつけて生活保護支給日に来る人がいたり、「おれな、生活保護受けてるからカネ払わんでええんやろ」やニコニコしながら「これ(受給者証)あるからタダにならんの?」と堂々と話す人もいた。
生活保護を受けていることは人様に言えない(恥ずかしい)、とはもう完全に過去のことだろう。
そりゃ4人世帯とかで生活保護費が月20万円支給、年金未払いでも最後は生活保護に認定されたら国民年金より多くの生活費がもらえる、というニュースが流れたりして、生活保護の旨味を知れば働く気を無くす人が出てくるのは仕方ないだろうと感じる。
このご時世、汗水流して働いても、月に20万円の給料ない人なんてわんさかいる。
時給換算したら最低時給以下で働いている人も少ないだろう。
国はそろそろいい加減に生活保護制度を根本から見直すべきだ。
重い病気や障害、老齢など働きたくても働けない人や本当の生活困窮者などを救うのが生活保護制度の本来目的じゃないんだろうか。
一般会計の約17%が保護費なんて尋常じゃなさすぎる。