今年の振り返り第一弾

早いもので今年の会社営業もあと1週間で終わり。
ついこの間、新年が始まったと思えば、もう年末なんて早すぎる。
今年は不況の影響もあり、想定の売上伸び率には達しないかもしれないが、黒字だけは無事確保できて終了しそうだ。

ちょっと早いけど今年の振り返り第一弾。

去年の今頃は、『来年の今頃には景気も回復してるやろ』と誰もが楽観的に考えていたけど、実際には回復するどころかますます悪くなっている気がする。

人材業関係で言えば、人材派遣業がもう末期に近い症状の気がする(大手は除く)。
特に夏の総選挙で民主党政権になってから一気にぐらついているし、今日の報道でもあった派遣一部禁止報道でもう派遣業は末永くはないかもしれない。

「派遣」という働き方ができた10年前は、国もメディアもこぞって『これからは派遣という働きが最も新しい働き方!派遣でお金持ちになろう!』とPRしていたのに、たった10年でこの様。

結局は、派遣という働き方ではお金持ちになれることができず、むしろ人件費を切り詰め、自由に雇用調整を行える企業側にとって最大にメリットのある制度にしかならなかった。

ほんと「派遣」という制度は一体何だったのかなと思う。
その証拠に派遣という働き方でお金持ちになった人を今だかつて見たことがない。

で、話を元に戻すと最近よく思うのだけど、今の日本って景気が悪いというより『国力低下』を起こしているんじゃないかなと感じる。

若年労働者数の低下、高齢化社会、とても返せそうにもない普通国債残高600兆円などなど将来を見据えた時の明るいネタが少ない。

この前ニュースでやっていたが20歳代の中には、まともに働くより生活保護もらったほうが楽だし多くもらえるやん、と考えている人もいるらしい。
そりゃ4人世帯で月額25万円受給され、何でもかんでも生活保護受給者はタダです、とニュースで流れたら働く気なくす人も出てくるだろう。

そんな訳で現役大学生の中には、頑張って公務員になって、なれたら仕事は適当にして一生楽々に暮らすか、適当に遊びほうけて困ったら生活保護を申請、と本気で考えている人も少なくないらしい。

「公務員になれたやつが勝ち組」
「もしくは生活保護に運よく認定されたらそれまた勝ち組」

う~ん、

なんて目標のない、おもしろくない人生とは感じないのだろうか・・・

目標を持つ人が少ない国は伸びないでやっぱり。
目標があるからそれに向かって頑張れるし、成果を喜びと感じれるし、結局は生きていることを楽しいのだと思うのだけど人それぞれなのかな。

ツライこともそりゃ多いけど、自分は公務員を4年前に辞めたことで色々な目標が次々と見つかりまくっていま生きるのが楽しくて仕方ないです。

こんなことを考えだすと、今後10年、20年先の日本という国は一体どうなってしまうのか不安にならざるをえない。

まあ、こんな不安なことや妄想を考えながら今後のうちの会社の進むべき道を考えていると、色々な考えが出てきた。

「国力低下中の国でどのように事業展開すべきか」

これが残り2週間、年内にはっきりと決めなければならない自分のテーマなようです。

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