初めてのデータセンター

今日、初めてデータセンターというものを見学することができた。


データセンターとは、専用サーバーや共用サーバーなどお客さんのサーバを預かって、インターネットへの接続回線や保守・運用サービスなどを提供する施設で、インターネットやメールなどのサービスを利用するための中枢設備だ。



各サーバー会社は、自前ではデータセンターを持つことは稀で、ドコモやソフトバンク系列などのデータセンターを借りているケースがほとんどで、どこの系列のか、場所はどこにあるのか、などはたいがい非公開にされた謎だらけの施設がデータセンターだ。




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(データセンターのイメージ写真)



どんなにハイスペックなサーバーを用意しようが、その土台となるデータセンターに不具合が発生すると、サイト閲覧は一切できないばかりか、メール送受信もできなくなる。

車で言えば、エンジンが全くかからない状況のようなもので、走行はもちろんエアコンもナビも何も使えなくなる感じだ。

なので地震が発生しようが、大規模停電が発生しようが、データセンターは決して止まることは許されず、そのため相当な耐震設備に停電対策、不審者からの侵入防止など驚くほどのセキュリティで守られていて、建物には窓もないし、ガードマンが24時間体制で見張っている。

今日の入館には、セキュリティチェックはもちろん、写真撮影の禁止、場所の非公開など誓約書を書いたうえで入館させてもらえることになった。

初めてデータセンターを見た感想としては、

・何百台ものサーバーが稼動しているのでものすごい爆音
・熱からサーバーを守るため空調設備数がめちゃくちゃ多い
・入室するためのセキュリティレベルが想像以上に厳しい
・サーバー以外何も置かれていない
・1日中にいたら発狂するな、という雰囲気
案内してくれた方は「あまりに殺風景なのでおもしろいものではないですよ」とおっしゃていたのだけれども、個人的に非常に楽しませてもらえた。

そういえば、一部のサーバー会社は、こういうデータセンターにサーバーは置かずに、マンションの一室にサーバーを置き、冷房をガンガンにかけている会社もありますよ、という話を今日ついでに聞いて驚いた。
なんとこじんまりした感じなんだろう・・・

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