若者はなぜ面接に行かないのか?

どこかからパクったようなタイトルですが、最近非常に頭を悩ませている問題です。
例えば、求人媒体から応募があったとすると、通常以下の流れをとります。
1)面接連絡
2)面接
3)採用
ここ最近、非常に問題になっているのが採用に至るまでの1)と2)で、一見すると問題にあまりならなさそうなところです。
つまり、採用面接以前の問題につまづく企業・店舗が非常に増えている訳です。
例えば、最近聞いた話では、
◎大量募集が必要な日雇いバイト系の会社さん
『先月はひどかった。色々な媒体から150名以上応募があったのに面接に来たのはたった60名』
◎今日行った派遣会社さん
『最近の面接率は応募者の30%ぐらい。その中から採用まで至るのはさらに10%くらい。新卒採用の1次面接ですら10人面談予定が3名しか来なかったという困った状況』
◎先週行った飲食店の人事部さん
『最近は面接のドタキャンが当たり前に横行している感じ。電話にすら全く出てくれないから、採用単価が右肩で上がっている』
色々な会社さんから聞いた話では、だいたい平均すると、応募者のうち面接にちゃんと来てくれるのは40~50%ぐらいになっているようです。
念のためもう一度。
上の数字は採用率の数字ではなく、面接率の数字です。
「応募者3人のうち1人採用できました」
という採用率で30%なら納得ですが、
「応募者3人のうち1人しか面接に来ませんでした」
という状況は異常です。
聞くと、この状況はうちの媒体でも大手求人媒体さんでも同じようです。
つまり、求人媒体が共通で抱えている問題。
以前の求人媒体の役割は、
『一人でも多く求職者からの応募を集めること』
という『応募数=媒体価値』
だったのが、これからは随分状況が変わってきそうです。
これは色々対策を考えていかないと。

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