先週ですが、私の会社で会員になっているとある会の定期大会に参加してきました。
その会とは一見するとマニアックにも聞こえる自衛隊協力会という会です。
ほとんどの人は、
何ですかそれは?
何してる会ですか?国防を考える会?
このブログとどんな関係が?
と思われたことと思いますので、今日は自衛隊の退職者サポートのネタを書きたいとおもいます。
この会の正式名称は、大阪府自衛隊退職者雇用協議会という名称です。
様々な活動があるのですが、主な活動内容は名称からも読み取れるとおり退職自衛官の再就職支援です。
自衛隊員って退職支援サポートがあるの??
制度があるくらい、そんなに退職する人が多いの??
と思われたことと思います。
そうなのです。自衛隊は若くイキのいい組織を維持するために一般の公務員と異なり任期制での採用が一般的に行われており、もちろん任期制なので、その任期が終了すると原則として民間企業などで転職して働くことになります。
つまり、任期の間は自衛隊の任務に専念してね、でも任期終了後の転職サポートはきっちりするから安心してね、という訳です。
このあたりの詳しい説明は自衛隊大阪地方協力本部のサイトなどに詳しく書かれています(他の都道府県でも同じような説明サイトがあるはずです)。
自衛隊の援護業務とは??
退職予定自衛官の仕組み
一般の公務員で退職後のサポートが行われているケースはほぼないと思われます。
しかも、一般公務員は雇用保険の被保険者ではありませんので、退職後に失業保険なども原則一切ありませんし、職場で表立って転職話なんてできないでしょうから退職前後から自力で次の道を探さなければならないのが一般的です。
一方自衛隊員は、任期制の隊員が多くいることから、退職後の不安を考えずに任務にあたれるように退職前から転職サポートがかなり充実しています。
元自衛隊員が欲しい企業からの求職票が届きますので、その中から働いてみたい企業を志望できたり、100社以上の企業を集めての合同企業説明会があったり、マンツーマンの転職サポートがあったりと、実際に私も数年前から見てきましたがかなりの充実ぶりです。
任期終了後の次なる人生が心配なままでは、過酷な自衛隊の各種任務に集中できませんので、非常にいい仕組みだと思います。
個人的には、一般公務員にも自衛隊並までの厚い転職サポートは不要だと思いますが、最低限の転職サポートの仕組みがあったらいいな、と考えています。
今まで転職相談を受けてきましたが、一体どこに転職相談をしていいいのかさっぱり分からない、という声を多く聞きますし、最近は、行政側も無駄な人員を削減できるものならしたいと考える風潮にありますので、それならば最低限の転職相談窓口くらいはあってもいいかもしれません。
なにせ自衛隊員と違い、一般公務員の転職は相当に難しいものがありますから。
自衛隊員はこれだけの資格を保有していることもありますので、やはり民間企業からは任期が高いですね。
この自衛隊の転職サポートについては、また担当課の方からより詳しい話をお伺いできる機会もありますので、後にご紹介などできればと考えています。