【公務員からの教え~1-5】 役人らしくない公務員

人生とはまったくよく分からないもので、ふとしたキッカケから人生が大きく変わることなど珍しいことでも何でもないらしい。
自分の場合は、
・たまたま受講した講義で「行政とベンチャーの関係性」に惹かれる
・たまたま参加した社会人交流会で公務員らしくない人からのアドバイスに憧れを持つ

という偶然からの出会いが気がつけば公務員を目指そうと決心していた。
つまりそれは、ベンチャービジネス、いま時流の考え方が分かる(正確には分かっているつもりでいる)公務員になる、と。
当時も今も変わらないだろうけど、公務員を目指す人の多くが志望動機に挙げている理由の第一位はやはり、
安定
だろう。
一方、自分が公務員を目指す理由の第一位は、
公務員らしくない公務員になりたい
だった。
まあ言ってみれば、
おれは他のやつらとは違う
という今思えばばか丸出しの恥ずかしい考えがあったのかもしれないが、当の自分としては、かなり本気で公務員になり、新しい考え・働き方で働いてみたいと考えていた。
学生時代は自分でグルメサークルを色々立ち上げてみたりと目立つことは嫌いではなかったので、「公務員らしくない公務員」への盲目的な憧れをきっりち抑制し、客観的な視点から「就職」という言葉を考えてくれる理性が自分にはなかったのだろう。
当たり前だけど就職に最しては本来はもっと業界研究、今回で言えば、役所の仕事はどのようなものか、役所での仕事人生とは? などを調べるべきだったのだろうけど、自分にはそんなもの何の関係もなく、
狙うはただ一つ、
公務員らしくない公務員
だけ。
何とまあ学生らしいといえばらしい短絡的な決定だろうか。
そりゃゼミ教授も「おまえにはプライオリティ(優先順位決定)を決める判断基準が甘い」と叱りたくもなるだろう(笑)
このようにしていつのまにか目指す道、公務員への道が決まったのが、大学院1年生の冬だった。
この時、公務員試験まですでにあと5ヶ月ほど・・・
もちろん受かるアテがある訳ではなく・・・
続く・・・
【まとめリンク 第1章 公務員試験】
1 大学院へ
2 プライオリティを身につけろ
3 役所と起業家精神
4 イカした公務員を発見
5 役人らしくない公務員
6 公務員試験5ヶ月前からの勉強
7 大阪市か京都市か
8 大阪市を受験した理由
9 試験当日
10 まさかの合格
11 記憶にない2次試験
12 いよいよ最終面接
13 合格発表
14 恩師からの言葉
15 合格発表後の懇親会
16 大学院中退へ

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