昨年の夏ごろから注目を集めている「コンテンツマーケティング」というマーケティング用語について、様々なサイトや本などを読み漁り、社内研修用資料を作成しました。
せっかくなので、それをさらに簡単にまとめた資料を公開してみようと思います。
どこかで聞いたことのある話もあると思いますが(笑)、ご興味ある方はお読みください。
(1)コンテンツマーケティング(インバウンドマーケティングと同意語)とは何か?定義とは?
コンテンツマーケティングとは、顧客(ユーザー)が必要としている情報を理解し、それを適切かつ優れたコンテンツとして提供したり、適切な媒体やツールを使ってアプローチをかけることです。
そして、その結果として顧客からの購買につながる行動や将来の購買につながるアクションを促すことを指すマーケティング用語です。
特に海外でとりわけ注目されていて、マーケティング専門家の90%が1年以内、つまり今年中に「コンテンツマーケティングの重要度が増す」と回答すると回答しています。
その影響もあり日本でも注目度が大変増しているマーケティング用語です。
実はコンテンツマーケティングとは、はっきりとした定義や言葉はありませんでしたが、数百年以上も前から存在する目新しい手法ではありません。
コンテンツマーケティングという言葉として著しく注目されだしたのはごく最近ことで、特に2012年7月のグーグル検索システムのパンダアップデート以降、SEO業界を中心に急速に注目されているキーワードとなりました。
参考)パンダアップデートとは?
ちなみにそれまでのSEO対策は、サイト内部の構造を最適化する対策(内部対策)と外部からのより質の高いリンクを多く貼るという外部対策の2対策が柱でした。
ただ、パンダアップデート以降、特に外部対策への締め付けけが厳しくなり、不良リンクを外部から貼っているなど不自然なリンク対策については大きく検索順位が下げられることとなっていて、現在、最も注目されているSEO対策がコンテンツマーケティングを使ったSEO対策です。
現在のSEOの重要ポイントと言われるのが下記のポイントです。
・サイトの信頼性
・コンテンツの独自性 ←ここがコンテンツマーケティング
・ユーザーの興味に基づいているか、重複がないか ←ここもコンテンツマーケティング
・友達に勧めたくなるコンテンツか シェアしたくなるコンテンツかどうか ←ここもコンテンツマーケティング
・より多くのコンテンツ(ページ)があるかどうか。1000ページ超のページがあるサイトアクセスが増加傾向にあります。 ←ここもコンテンツマーケティング
つまり、現在のSEO対策を考える上でも、コンテンツマーケティングは避けて通れないキーワードになりつつあるという訳です。
(2)では、そもそも優れたコンテンツとは何か?
コンテンツマーケティングとは、顧客の興味にそった優れたコンテンツを提供し、購買行動を促進させるものと説明しましたが、ではそもそも優れたコンテンツとは何でしょうか?
以下の3つの定義が一般的ではないでしょうか。
・ コンテンツを閲覧する人が、容易に読み理解出来る点がまずは大前提。
・読み終わった後に、「なるほど」「これはためになった」と納得感を感じてもらえ、ソーシャルメディアでシェアしたいなど誰かに知らせたいと思わせられるような内容。
・結果として一人よがりな内容にならないこと(自己満足にならないこと)。
次回は、コンテンツマーケティングが成功するための方法や弊社での事例などを紹介しようと思います。