日本三大奇祭の四天王寺どやどや

日本三大奇祭の1つと言われるお祭り、四天王寺どやどやに行ってきた。
『どやどやとは、元旦から14日間四天王寺六時堂で行われる修正会の結願日に、魔除けの護符を寒中のなか、素裸となって奪い合う古来からの風習』 らしく、前々から一度見てみたいと思っていた。

祭の場所は天王寺駅から徒歩8分くらいの四天王寺。

この日の気温は10度以下と寒いのに、祭に参加している高校生は皆ふんどし姿。
※祭は仏教系の高校生や中学生が何百人と参加する。

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本堂に向かって行進する参加高校生たち。
寒くてすでに体が震えているのが見ていて不憫・・・

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本堂に到着すると早速どやどや開始。
「どやどや」とは「ぞろぞろ」という意味という説もあれば、大阪弁の「どや、どや」という説もあるらしい。
合図とともに生徒は一斉に本堂へ向かって駆け出しお札を取りにいく。そして、引率の先生たちが水を容赦なくかけまくる。
水をかけるのは清めるためと、体同士の摩擦で皮膚が切れないようにするためらしい。
先生から厳しく咎められているからなのか、私語はほとんど聞こえず威勢のいい掛け声だけが大きく聞こえていい感じ。
それにしてもこれはスゴイ。
タイで有名な水掛祭りというものがあるけど、あっちは常夏、こっちは真冬。
半端ない忍耐力が要求されるだろう。

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この先生、おもいっきり生徒に向かって水をかけまくっている。
かけられている方はたまらないだろうが、かけている方は最高に気持ちいいんだと思う。

ついでに動画もどうぞ。
初めて愛機のα55で動画撮影をしてみた。
保存の初期設定がAVCHD(ハイビジョン)になっていて、それをWEBアップ用のWMVに変換する方法が全く分からなくけっこう苦労した。
AVCHDは非常にキレイな動画だったのに、やっぱりWMVにすると途端に画質が落ちるのか、とよく分かった。

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かけられた体からの湯気もものすごい。
まさに体力の限界ギリギリを感じさせる非常に迫力ある祭。

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祭のシメはお札を見事に取った生徒をお堂にあげての紹介。
このお札があれば一年間の無病息災のご利益がある。

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退場する生徒さんたち。
もう死にそうなほど寒いんだろうな、と見ていて痛々しさも感じる。
でもその分、非常によいお祭りだったと思う。
奇祭かどうかと言われればそこまで奇祭か!?と感じるが、真冬に水をかけて行うこの迫力は非常に素晴らしいと思う。
ぜひ末永く続いて欲しい。

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