昨日、呑気に七五三や紅葉狩りをして家に帰ってテレビをつけたら、北朝鮮の韓国砲撃事件ニュースをいきなりやっていたもんだからびっくりした。
何の前触れもなくいきなり砲撃してくるとはさすが北朝鮮。
ほんと恐ろしい国が近くにあるもんだ。
色々と昨日からニュースや解説報道を見ていると、北朝鮮の軍事力は一般的に思われているよりも遥かに脅威的だと感じる。
今まで感じていたのは、未だに北朝鮮が旧式のミグ戦闘機を保有し、ライフル銃もAK-47などのソ連製や中国製の旧式装備をしており、北朝鮮と韓国・在韓米軍が空中戦などをしてもまるで勝負にすらならない、と思っていた。
が、事態はそんなに単純ではないようで、韓国の政治・経済の中心地ソウルを電撃的に制圧する力をもっているということ。
まず驚いたのは、昨日事件があった黄海の島を狙える最大射程20~30kmの砲台が北朝鮮側には少なくとも1000門あるらということ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101124-00000029-cnippou-kr
これに対抗する韓国軍は、威力・射程距離・速射時間など全てで上回るK-9という自走砲があるようが、たったの10門ちょっとしかこのエリアに配備されていない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101124-00000021-cnippou-kr
さらに驚いたというか脅威なのは、北朝鮮の陸軍100万人のうち7~8割が韓国国境に配備されているらしく、国境付近の山中に塹壕をほり10000門の長距離砲台がいつでもソウルを狙えるようになっているらしいということ(さすがに実際にはここまでの長距離野砲はないだろうけど)。
ソウルと北朝鮮国境まではたったの40kmしかないので恐らく1分間に2発は発射、少なく計算しても1発は発射できるとしても単純計算で毎分10000発の砲弾がソウルに撃ち込まれることになる。
これだけの砲台に対し反撃するにしても、山中の塹壕の中に砲門が隠されていたら空からの攻撃は難しいものがあるので、迅速に攻撃を防ぐ手立てはないのではないだろうか。
しかも以前に読んだ記事では、韓国軍には1週間分しか戦えるだけの弾薬がないとかいう記事を読んだきがする。
韓国は総合的な軍事力では北朝鮮を上回っているかもしれないが、これだけ首都のソウルが北朝鮮からいつでも攻撃できる位置にあると、常に首根っこを掴まれている感覚なのは間違いない。
まさに国境を陸地で接している国の大きな悩みという悩みではないだろうか。
今後事態がどうなるのか非常に気にしていきたいと思います。