今日、埼玉県の住宅地のド真ん中になる朝霞(あさか)駐屯地というところに観閲式(かんえつしき)を見にいってきた。
観閲式は、陸上自衛隊の記念行事の一つで1年ごとに陸海空と順々に回り、今年は陸上自衛隊が主催する年。
この陸上観閲式、一般公募がないため富士火力演習以上に超レアチケットなので、行くことは全く諦めていたところ、急遽自衛隊から招待券をいただけることになり行くことにした。
今日は本番24日の総合予行という位置づけで中身は変わらないものの、一応は予行。
記念行事といっても中身は非常にたいそうなもので総理大臣がくる一大イベント。
で、中身はというと、実は日本でもこんな軍事パレードのようなものがあったとは・・・という内容だったのでその感想を。
会場に入場行進してくる女性自衛官部隊。
背筋がピンと伸びてシャッキとしている。
そして徒歩部隊から行進開始。
11部隊が行進したけど気になった部隊の写真を。
↑これは行進する空挺部隊。
空挺部隊というから装備が軽いかと思ったらけっこうな重装備。
行進する海上自衛隊。
行進慣れしていないからかちょっとばらばら。
続いて飛行部隊の行進飛行。
今日はなんでも60機くらいが参加したらしい。
これはあまり見ることのないUS-2救難飛行艇。
ついでに式典終了後に飛んできた米軍のF-16戦闘機。青森の三沢基地から飛んできた。
日米安保条約50周年の祝賀飛行らしいが、日米同盟はまだまだ生きているぞ、という圧力を海外に発信しているように感じた。
飛行展示は、色々な飛行機が飛んでくるのはいいのだけど、住宅地の真上ということもあり、高高度&低速飛行なので全く迫力はない。
やはり飛行機の展示飛行は航空祭でないと全く堪能できないということが分かった。
そして車両部隊の行進。
これは87式自走高射機関砲。飛んでいる飛行物を撃つもの。
こんなんで飛んでる飛行機などに当たるのかと思っていたけど、レーダー補足なのでけっこうな命中率になるんです、と隊員さんが話していた。
74式戦車。
もはやこの戦車が勝てる戦車などあるのだろうか。
いつのまにか旧式も旧式となってしまった。
90式戦車。
そこそこ最新鋭だがあまりに重量が重すぎて一般道や橋で使用できない場所が多いらしい。
走り去る90式戦車。
エンジンの煙が臭い。
こんな感じで観閲式は終了しました。
この後、装備品展示があったのでまた別ブログで書きます。
結論としては、まあ悪くは全然ないけど、そこまでおもしろい内容ではないかも。
やはり火力演習や航空祭、空砲でも展示訓練を見ているほうが迫力がある。
というより、いくら首都に近いとはいえ、こんな大掛かりなイベントを住宅地の真ん中でしていることに一番驚いたかも。
昨日いった川越まつりの会場もそんなに遠くないし、すごい場所で開催しているもんだ。
【忘れないため用の陸上自衛隊観閲式の攻略メモ】
◎アクセス
チケットに記載のある東武線朝霞駅から徒歩20分というのは嘘。
「所要20分ほどの快適な散歩です」とチケットに爽やかに書かれているが、実際には駅から会場の訓練場の端まで早歩きであるいても30分。
20分というのは自衛隊員さんの強力な足だからなせる技だと思う。
行きは一つ手前の駅の和光市駅からシャトルバスが混雑もたいしてなく楽。無料。
帰りはやはりシャトルバスは混雑。
シャトルバスで基地までいく場合、会場までは行ってもらえず、訓練所向かいの基地のはずれにあるバス停で降ろされる。そこから会場まで徒歩5分くらい。
会場は入場ゲートがいくつかあり、席の種類により入場ゲートが異なる。
◎座席&チケット
会場見取り図のとおり席の種類は色分けされている。
観閲台(総理大臣などがいる場所)に近いところがよりVIP席とされ、
紫 > 黄色 > 赤 > 青 > 緑
の順番に席のグレードが分けられている。
紫・黄色はまず入手不可能。超VIP専用。
赤から緑はなぜかヤフオクなどで多少出回っている。1枚6000~15000円くらい。
緑は朝霞市・和光市在住なら一定数の無料配布もあるらしい。
青の場合、写真を狙うなら観閲台の並び青席ではなく、観閲台とは反対側の青のほうがいいかもしれない。
・観閲台側の青は端なので行進が敬礼をともわない単なる行進だけになっている。
・行進が逆光になり写真が撮りづらい
赤と青は朝7時半までについたらけっこう良い位置を確保できる。自分は7時半着で階段状の席の一番高い場所を余裕で確保できた。
スタンド席は予行日なら9時でもガラガラ。
緑は8時頃には席がいっぱいになり10時の開始まで立ってまたないといけない。
緑が一番席取りが大変かも。
◎スケジュール
9時50分 部隊入場
10時15分から 式典
11時 徒歩行進
11時20分 観閲行進
11時30分すぎ 車両行進
12時 終了