昨日の日経産業新聞の記事です。
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2010年春に入社を予定している新卒内定者の5人に1人が「景気がよけれこの会社に入らなかった」と考えていることが、人材育成コンサルティング会社、シェイク(東京・目黒)の調査で分かった。企業の新卒採用数の大幅減少の影響で、第1志望ではない会社の内定を渋々受諾した学生が多いとみられる。
従業員200人以上の企業の10年春入社の内定者155人と09年春の新入社員155人の計310人を対象に、昨年11月インターネットで調査した。
10年春の新卒内定者のうち「景気がよくても今の内定先に入社する」と答えたのは50%にとどまった。21%が「入社しなかった」と回答。同社は「忠誠心の低さが懸念され、入社後の教育が重要になる」とみている。
いわゆる「ゆとり教育」の影響を受けた世代とされるが、両親以外から厳しくしかられた経験は41%が「ない」と回答。両親から厳しくしかられた経験も27%が「ない」と答えた。09年春に入社した新入社員に比べてしかられた経験が少ない人が多く、「打たれ弱く、入社後職場の厳しさに驚く」社員が増えるとみている。
09年春に入社した新入社員に勤務予定年数を聞いたところ、21%が「3年未満」と答えた。理由については「やりたい仕事と違う」「会社の将来性を感じない」といった回答が多かった。
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この記事を読んだ第一印象は、「あまりに採用した企業に失礼な結果やな」、と。
記事のように考えている採用者は、自分を採用した会社に対して失礼だとは思わないんだろうか。
「こいつやる気なさそうだな」と思いながらも「まっ、採用者足りてないしこいつでいいか」と人材不足で採用した会社やブラック企業もあるだろうけど、多くは「御社が第一志望です」「企業理念に共感しました」等の言葉に採用してしまっただろうに。
記事は「ゆとり教育」と絡めているけど、個人的にはゆとり教育よりも、義務教育以後の大学や学生時代にどれだけの様々な「経験」をしてこれたかが『仕事への意識の高低』を作っているんじゃないかなと思う。
あと、就職活動が上手くいかないのを「景気が悪い」とか「行きたいようなまともな企業がない」、「誰も自分の能力を認めてくれない」など外部のせいにするんじゃなく、自分自身としっかり向きかあえた人は、結果的に満足いく就職活動になったんじゃないかな、と思う。
就職活動は人生で最大の就職見本市みたいものなんだから後ろ向きじゃなく前向きな結果を残せるよう大学時代に成功・失敗かかわらず様々な経験をして欲しいです。
経験値が上がれば意識も必ず以前と変わります!