ようやく夏前から続いていたしょうもないトラブルが先週にほぼ解決した。
トラブルの内容はというと以下のもの。
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2年前にすでに馴染みのとある会社さんにWEBサービスを提供することになった。すでに社長さんとも馴染みで公私に渡りなにかと若輩者の自分をフォローしてくれる尊敬する社長さんだった。
そんな何も問題ない関係だったことや、創業間もなくリスク管理意識が低かったこともあり、WEBサービスを提供する際に導入費用や毎月のサーバー等の管理費について何も契約書を交わさずに口約束だけで話を済ませてしまっていた。
単純に契約書交わすの面倒だよね、ということ。
最近は契約書はきっちり何事にも交わしているのだけど、この当時は考えが甘かった。
導入当時は、「これから先、揉めることはないだろうから大丈夫でしょ」という感じがお互いにあり、口約束で何ら問題ないと思ってしまっていた。
今思えばこれがアキレス腱になるとは思わなかった。
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それからサービス導入が完了し、問題もなく年数が経過し、毎月のサーバー費等もいただいてしていたのだが、今年に入ってから支払い遅滞が発生し始めた。
それでも遅れながらも支払いがあったのである意味安心していのだけど、夏前に突然電話があり、このようなことを言われた。
『この請求の件だけど、これってなんで契約書とかないのかな?ないならどんな契約内容でいつ、いくらで契約したのか分からないよね?これじゃ支払えないよ』
・・・・・・
まさに『・・・・・』とはこの時のためにある言葉。
いきなり何をこの社長さんは言っているのか理解できなかった。
「契約書なし」はお互いが納得したうえでの話しだったことや、導入から1年半の間、問題もなくお支払いもきっりち頂けていた。
それが今更なぜ契約書がないから契約無効、だから支払う必要はないだと・・・
結局、うちの弁護士さんと相談し、2ヶ月という時間とお金もかかってしまったが、どうにか解決した。
やはり、弁護士さんからも
『契約書がなくとも、口約束でも契約成立は当然するし、今までの経過(1年半支払いが続いていたこと)やあちらの従業員の証言(契約成立を認めてくれていた)を考えれば錯誤(勘違い)というのは考えづらい』
ということなり、全ての対応を弁護士さんにしてもらったのだけど、弁護士さんから自分へも「なぜ契約書を作らなかったんですか、知っている人だからと口約束で済ませたという落ち度はもありますよ」と叱られた。
まさにその通りだ。
この社長を信用しすぎていたのかも。
今の会社を創業して、3年ちょっと。
公務員時代には経験できなかったことがまた新たに経験できた。
今は何も問題ない人間関係でもある日突然に人は変わるもんなんだな、と本当に心から実感した。
しかもお金が絡む話だとなおさらややこしい。
今回の件を通して、弁護士さんから色々学べたので、これからは何事にも慎重に事を進め、口約束は奥さんとのプライベートだけにしておこうと思う。