今年のまとめ 2

今日で年内業務が無事に終了した。
ちょっと休みすぎの気もするが明日から10連休に入ろうと思う。
では、前回に続いて今年のまとめを。
今年、一番反省しないといけないのは、『タイミングのズレ』を克服できなかったことだろう。
何かを行う、投資する、行動する、逆に今は静観する、など『タイミング』を見誤り遅れて行動してしまうこともあれば、逆に早く急ぎすてしまったりと、時機の逸脱ミスを繰り返ししてしまうことが多かった。
結果的に致命傷にはなってはいないがこれは大いに反省すべき点だ。

タイミングを逃してしばらく経ち、なぜあの時にタイミングを逃してしまったのか反省するとおよそ同じ原因に辿り着いている。
つまり原因は単純なもの。
それは、「物事を短視点でしか見れていない」から。
特に時間軸についてが主軸だが、時間軸をミクロ視点ではなくマクロ視点、より長期的な視点で見ればタイミングの逸脱はもっと最小限に抑えられた気がする。
どうも今見えている目先のこと、パッと頭に思い浮かべられる程度の短視点でしか対象物を捉えられなかったことが逸脱の原因という訳だ。
だが、これを改善しようとするならばどんなに長視点で物事を考えようとしても結局は解決策は一つしかないと考えている。
自分の中での解決策とは、『経験』を積み重ねること
つまり『成功経験も失敗経験も人に言えない恥ずかしい経験も含めての全てのあらゆる経験』を積み重ね、最良のタイミングを「経験則」から判断するしか解決策はないのではないかと考えている。
簡単に解決する方法があるのならばもうとっくに解決できていると思う。
昔、サッカー観戦に興味を持ち出した学生の頃、確か選手時代のジーコだったかプラティニだったかベッケンバウアーだったかがテレビでこんなことを言っていた。
『サッカーで勝つために一番大事なのもは「経験」です。「経験」ほど豊かなサッカーを創造させてくれるものはありません。「経験」を積むことで状況を打破できる可能性を秘めているのです』
その時は、「なんで経験が一番大事なん?技術とか判断とか勝ちたいという根性とかがサッカーに一番大事なんじゃないの??経験って意味自体よく分からん」って強く不思議に思った記憶がある。
でも今では『経験を積むことが一番大事』という言葉の意味は本当によく分かる。
サッカーでは、45分前後半の間、一方的な試合展開が90分間続くことは非常に稀。
必ず攻められ続けているチームにも90分間の中で攻撃に転じる時間が5~10分ある。そのタイミングにどのような方法でいかに攻め立てるかだ。
また、後半残り5分で1点リードしている状況でどのようにチーム内でプレーすればいいのかも経験があってこそできる判断だろう。それで言えば南米のチームなんかは必ずといっていいほどコーナーでボールキープし時間をかけるのが常だ。攻める意思も魅せるサッカーをする意思なんてまるでないように見える。
しかも、あれをされると本当にイライラする。そうするとキレるやつが出てきてプレーが荒くなりイエローカード、そして時間も浪費するというキープするチームからみれば最高の展開だ。まさに「マリーシア」=「ずる賢い」=「経験からなせる技」だろう。
こんなことから、「経験を積む」ことで様々な局面に対応できるようになるだろうし、自分が思う「経験を積む」とは成功経験よりも失敗経験のほうがより経験の血となると考えている。
公務員を辞めて会社を興し2年半になるが、この2年半で公務員時代5年間の10倍は失敗し恥じはかいてきた。今思い返すと赤面どころの話じゃない。
でもその分、非常に濃い経験を積むことができ、まさに『経験則』という直感にも似た感覚が以前より随分とできるようになってきたと思う。
だがまだまだ『経験』が自分には足りない。
来年は、今年以上に失敗という経験を積み重ね(致命傷にならない程度の失敗)、今年思うようにコントロールできなかった「タイミングのズレ」を解消していくことが課題なのは間違いない。
という訳で来年もバンバンと失敗経験を積み重ねて行こうと思う。
そういえば『失敗を怖がる者に成長は期待できない』ってどこかの偉人も言っていた気がする。
まあ取り返しのつかない程度の失敗で経験を積んでいければと思う。

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