週末起業がまたブームらしい

最近久しく聞くことがなかった週末起業がまたブームになってきたみたいだ。
確かに周りを見渡すと、
『会社にはもう頼れないし起業しようかな』
『空いている時間に何か始めようかな』
『副収入が欲しいかも』
って人が増えている気がする。
不況になると、会社や組織にはもう頼れなくなって自分の力で未来を切り開きたいという人が増えるらしい。
自分も役所に定年まで頼るよりは、自分の力で未来を作りたいって思ったクチなんで、同じといえば同じだと思う。
でも、特に何の計画やアイデアもなく、ブームに乗ってこの不況下に起業するのってけっこう、いやかなり危ないんじゃないかと思う。
それは単純なことで、今まで何百、何千という顧客と取引関係をがっちり作り、そこからの収収益で成り立ってきた既存企業ですら、この不況下で大きく売上を落としているところが多数なの、いきなり何の計画やコネクションもない新参者が新規に仕事を獲れるかと言えば、それはそんなに甘いものではないだろうって思う。
新参者でも十分に食べれるくらいの収益が簡単に立てられるなら、既存企業はここまで落ち込む訳がないんじゃないだろうか。
ただ、2000年のITバブル崩壊時の不景気の時には、新しいアイデアや日本初のプランを実行した企業が多く誕生したのも事実。
つまり、特に何の計画・アイデアもなく、『会社ではなく、自分の力で食ってやる!』と早とちりしての「ノープラン起業」は、このご時勢には相当に危ないんじゃないかなと思う。
まあ、そうは言っても、自分自身も起業時にそこまで明確な計画があったかと言えばなかったけど・・・
たまたま運が良かったのかなって思う。
でも、どんなことが起こっても自分で全責任を取るという『覚悟』だけは、絶対に必要かな、とは思う。
起業したら今まで代わりに責任を取ってくれた上司や組織は当然にもうないのだから、自分で100%の責任を取るという覚悟だけは絶対に必要なんじゃないだろうか。
周りの社長を見てると、普段はいい加減な社長?でも、きっちり責任ある対応している社長の会社はやっぱり伸びている、と強く感じる。

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