東京ビックサイトで開催されていた化粧品開発展というビジネス展示会に行ってきました。
これは完成された化粧品の展示会ではなく、これから化粧品を製造しようという企業向けの展示会で、展示されているものは化粧品に使う、
・容器
・原料
・包装関係やパッケージ
・印刷
・販促物
・製造メーカー
など一般人から見たら何一つおもしろくない展示品ばかりの展示会です。
私もいま経営している会社のうちの１つの事業で化粧品開発を今年からすることになりましたので、この展示会にやってきましたが、化粧品を製造するのではなかったら、何一つおもしろくない展示会だと思います。
なかなかこういう容器だけを見てもおもしろいものではありません（笑）
ただ、実際に製造するとなると、無数に並べられている容器を見て、「おぉーこの容器、めちゃいいな。ロット（最低販売本数）はいくつで、単価はいくらなんだろ」とはしゃぐようになる訳ですが、数年前まではまさか容器や包装関係を見てテンションが上がる事業をするなど夢にも思いませんでした。
まあ・・人生、どんな仕事をするのか先は分からないものだな、とつくづく実感します。
ちなみによく大手化粧品メーカーの製造原価は販売価格の7％から10％程度と言われますが、あれは大手だから実現できる数値です。
私のところのような小規模製造、つまり小ロットで化粧品を作ろうとすると、やはりかなりの割高価格となってしまい、製造原価は最低でも30％以上はいくのではないでしょうか。
そこに人件費や販促費などを入れると、なかなか利益が出る商売ではないかもしれません。
今回展示されている容器や包装物も最低発注ロットは3000個以上というものが多く、「3000個も購入して化粧品作ってもそれだけ売れるかな・・・」と考えざるをえませんが、展示物を出展している企業側から言わすと、「3000個じゃちょっと少ないですねー少なくとも1万個くらいは発注してもらわないとかなり割高ですよ」とさらっと言われてしまいます。
3000個でも販売に悩むのに、1万個はなかなか厳しい数字です。
大手のように数十万個発注するならその分、購入価格も大幅プライスダウンとなりますが、やはり3000個程度では全く安くありません。
なかなか厳しいもんです。
今回、2日間じっくりと周りましたので、良い商品や業者さんとも知り合うことができました。
今年はこの化粧品開発事業に最も力を入れようと思っていますので、ご期待ください。
↓↓写真はビックサイトの隣の展示会で開催していた国際宝飾展（アクセサリーなどの見本市）でゲスト出演していた芸能人をたまたま見れたものです。
柴咲コウと三浦春馬のオーラーが印象的でした。
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元地方公務員から起業した社長ブログ
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