先日、大阪南港のインテックス大阪で開催された「ファベックス関西2015」「回関西デザート・スイーツ&ドリンク展」に行ってきました。
これは飲食業界の商談見本市で、いつか飲食店もしてみたい自分としては、楽しみにしていた見本市です。
夏前に東京のビックサイトで開催された同じようなイベントにも行きましたが、やはり開催規模が全然違います。
大阪は東京の4分の1か5分の1くらいでしょうか。
実際にビジネスの現場に立つと、大阪と東京の経済規模感の違いに驚かされます。
よく大阪の企業はすぐに大きくなったら東京に行ってしまう、と批判されますが、ビジネス的立場で考えれば当たり前のことではないでしょうか。
経済規模が数倍違うのですから、より大きな市場を求めて東京に進出、移転するのは仕方ないことです。
会場内はなかなかな賑わいぶり。
様々な企業が自社製品として食材や厨房機器を展示しています。
この展示会、食材関係の展示企業のブースの多くが試食コーナーを設けており、まさに食べ放題状態です。
寿司、カレー、野菜、ツマミ系、パン、コーヒー、スイーツなど全てを食べきるのは不可能なくらいの種類です。
これは一ブースで開催されていた粉モン選手権の投票展示。この中から気に入ったものに投票する仕組みです。
この日は朝から夕方近くまでインテックス大阪にいましたが、私が理想とする飲食ビジネスは、ここに展示されているような冷凍モノや惣菜関係をうまく取り込むことで、飲食店内の調理コストとリスクを極力0に近い状態に抑えたい、というものです。
飲食店で最も大変なのは人材確保です。
特にキッチンスタッフの確保は至難の業に近い状態になっており、1人採用するのに100万円ほどコストがかかることも珍しくありません。
採用しても、すぐに辞められてしまうリスクもありますし、そもそも調理の腕があるのか分かりません。
それならば、ここに展示されているような多くの加工済み食品を持込み、アルバイトでも簡単に調理できるような仕組みを構築したいと思う訳です。
ちなみに、チェーン店系飲食店の多くは、今ではもうキッチン内で0ベースから調理しているところはほぼありません。
だいたいが同じく加工済み食品を持込み、それを最終調理し提供しています。
昔と違い、味が随分とおいしくなっていますので、ビジネスとして飲食店をするなら十分に検討する価値はあると考えています。
こだわりの店として飲食店をするのか、利益を見込めるビジネス色の強い飲食店をするのか、どちらの飲食店を目指すのかが重要そうです。