今週号の日経ビジネス「Associte」の今週号の特集「「ラクに成果を出す方法」」に好きな経営者の一人、ソフトブレーンの宋社長のインタビュー記事が4ページ載っていた。
タイトルはズバリ、「日本人は勘違いしている」。
要約すると、
・「努力は必ず報われる」は単純にはウソ
・正しい努力と間違った努力がある
・日本人の努力は悲壮感がある
・残業は悪
・努力を美化すべきではない
・目の前の目標を明確にすれば無駄な努力は減る
自分は昔から「努力」することは嫌いではなく好きなほうだ。
努力して成績が上がれば嬉しかったし、努力して結果が出れば「あぁ~頑張った甲斐があったわ」となるのが自己満足的に嬉しかった。
ただ、「努力だけは認める」という言葉は嫌いだ。
どうもこれは振り返ると公務員時代から嫌いになったような気がする。
上の文章の対義語かのように公務員時代は「努力」という言葉の流通が違った。
・努力することが大事。結果は二の次。
・努力は美徳。努力しているように上司に見せろ(これはよく先輩から言われた)。
・残業は努力していることを見せるための集大成。
・目の前の目標が何かはよく分からないけどひとまず努力している姿勢が大事。
公務員時代は、役所全体が「必死に働いているように見せる=努力」や「残業すればするほどアイツはやる気がある」という感じだった。
5年半在籍した公務員時代のこの考え方に感化されることなく、宋社長の理念に共感している自分がここにいるのは不思議な感覚ではあるけれど、一つ確かなのは公務員時代の経験が今の自分の働き方や経営方針に反面教師として大きく影響していることは間違いなさそうだ。
前々からどうも公務員に限らず日本の多くの会社が
・結果と同等に努力しているように見える姿勢を組織が重視
・残業万歳
のように見えて仕方ない。
日本は、「ラクに成果を出す」と聞くと、仕事せずに楽々に成果をだすという不労就労的なイメージを指すような感じがあるがなぜだろう。
個人的には宋社長が言いたいことと同じく「余計な努力を省いた最短での成果を出す方法を見つける」ことは非常に重要かなと。
会社の数だけ会社理念や方針があるので逆にこの理念にダメ出しする会社もあるだろうけど、ウチの会社は下のやり方を大事にしていきたいと思う。
・結果を見据えない努力は努力とは言わない
→「結果」の出なかったことに対する「努力」は認めない。失敗した場合でも失敗から学べる知識・ノウハウを「結果=努力」として活かすべき。
・残業はしない
→終わらないのは業務フローやタスク管理が確立できていないから。残業する前に見直す。
・常に効率よく考える
→勤務時間の長さや業務量では評価しない。今何を目標にすべきか、それを達成するためにどう努力するべきか、そしてラクして到達できる方法を考える。
と、こんなこれがウチの人材育成なのかなと考えています。
共感できる方はぜひウチの会社求人にご応募お待ちしています。