今までに、「公務員を辞め、第2の人生を歩み出したい」という方の個別相談を350名ほどはお受けしてきました。
特に毎年、4月から6月の異動シーズンはご相談が増えます。
個別面談では、皆さん、様々な理由で公務員を辞めようと思われ、理由は100人いれば100通りの理由があり、千差万別です。
ここで一つ想像していただきたいのですが、
私に相談される相談者の方の中で、公務員を辞めたい理由の真の理由として最も多いと思われるのは何だと思いますか?
1.やりたい仕事が見つかった。どうしても挑戦してみたい。
2.人生で一発当てるためには(後悔しないためには)公務員を辞めるしかない。
3.知人(またはヘッドハンティング会社)から転職やビジネスの誘いが来ている。
4.家族の介護(看病)や家庭の事情などでどうしても辞めざるをえない状況になった。
5.今の仕事が自分に合っているとは思わない。
6.職場での人間関係や仕事に疲れた(飽きた)。
どうでしょうか。どの理由が辞める理由として多そうでしょうか。
答えですが、面談前の事前情報では、1~4が多く、独立したい人も転職したい人もほとんどが前向きな理由をまずは私に示されます。
稀に率直に愚痴まみれの相談シートを事前に送られてくる方もいますが(笑)、ほとんどの方がまずは前向き理由で辞められようという訳です。
しかし、面談の中でじっくりお話を聞いていきますと、辞めたい理由の真の理由が別のところにある場合というのは少なくなく、
実際のところ、本音としては、5か6の方が大変多い
のです。
ただ、だからといって特にそれが問題という訳ではないと私は思っています。
私自身も1の「昔からの目標であったいつか起業したい」という思いを、公務員を辞める直前には前面に出していました。
実際にその当時はそうだと自分で思い信じこませていました。
自分を自分自身で言いこませるとはおかしな話しですが(笑)
が、今思えば実際には5か6だったように思います。
当時は世間知らずの大変甘い考えだったと思いますが、
・もっと自分にあった仕事があるんじゃないか。
あるならそれは役所の中にはないのではないか。
・もっとオレは仕事ができるはずだ。こんなところで一生終えていいのか。
という考えを前面に出していましたが、本音は5か6だったと思います(笑)
なので、1から4の一見するととても前向きな思いを最前面に出しつつも、実際には5か6の気持ちが源流にあることは別に珍しいこととも思いませんし、悪いことだともこれっぽちも思いません。
ただ、そうは言いつつも
中途半端な思いと決断、
そして無計画で公務員を辞めてしまうとやはり後悔する確率が高い
ので、行き当たりばったりでの退職は避けるべきです。
つまり、私個人の意見としては、
公務員を辞めたい理由は別に何でもいい。人それぞれ。特段気にするな。
です。
あまり辞める理由にこだわるよりも、これから先、どうしたいかを考えていきましょ。
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元地方公務員から起業した社長ブログ
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2012年夏から開始し、現在までにおよそ350名の方のご相談をお受けしていますので、お気軽にご連絡ください。
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