今日は住んでいる富田林名物のPL花火大会です。
このPL花火大会はガキの頃からもう20年くらい見ていますが、公務員を辞めてからはまた違う意味を持つようになりました。
というのもウチの会社は昨日、7月31日が事業年度の決算にあたり、毎年PL花火大会の日から新事業年度に入るからです。
つまり、今日から会社が3期目です。
簡単に2期の振り返りと3期目の豊富を。
【2期目の振り返り】
(事業内容)
1期目に開始したフリーペーパー事業は1期目半ばにそのコストの高さから早々に事業中止し、2期目は以下の3つの事業がメインになりました。
・アルバイト求人サイト事業「ヤッパシゴト」
・求人サイトASPシステム「ジョブマイスター」
・冊子系デザイン制作
この中で大きく成長できたのが「ヤッパシゴト」と「ジョブマイスター」事業。
特に「ジョブマイスター」の求人サイトASP業界には、約20数社が参戦していますが、事業イン1年未満で業界2位のポジションに到達できました。
やはり、他社の多くは単なるシステム貸しですが、ウチの場合は自社サイトを運営しているのでシステム以外の最も大事なところ「運営ノウハウ」を提供できたことと、ほぼ全てのサイトでSEOを成功できているのが功を奏しているのかなと思います。
(数字)
1期目の売上はまあ寂しい数字でした。いかに「コネなし」、「経験なし」、「カネなし」の3K状態元公務員から起業することが大変かを身にしみて感じました。
そこから色々と反省・試行錯誤を繰り返し、2期目は随分まともな数字を出せたと思います。
滅多なことで人を褒めないことで有名らしい?ウチの税理士さんから「2期目でたいしたものですよ」と初めて褒められたことも今後の励みになりそうです。
【3期目への課題】
まずは事業ごとに。
(ヤッパシゴト事業)
最近は関西でも随分とネット媒体による求人が一般的になってきたように感じます。1年前のように営業する度に「紙(求人誌)はないの?紙は?」と聞かれることも随分減りました。
ただ、その一方で成果報酬型による要望が強まってきています。掲載費用は無料で1応募や1採用に対する課金制のことで、広告出稿側からしてみればリスクがないので広告を打ちやすいという訳です。
リクルートなども本格的参入の準備として子会社を通じて成果報酬型求人サイトに参入してきているので、ヤッパシゴトも何かしらの展開を考えないといけないとは思っています。
ただ、サイト開設時に「採用お祝い金」や「1応募単価制」をしていた時期がありましたが、関西では難しいかなと切に思いました。
つまり、関西地域ならではのセコさとでもいうべきものでしょうか。
何かといちゃもん(面接に来なかった、スグに辞めた、そんな話聞いていないなど)をつけ成果金を払わないでおこう、というお客さんの比率が高いことです。これを解決できる仕組みさえ見つかれば再び成果報酬型も本格検討かなと考えています。
(ジョブマイスター事業)
業界1位まであとわずかです(恐らく)。
年内に業界1位になれるよう最重要事業として3期目に臨みたいと考えています。
最近はいつも同じ企業数社と相見積もりになることが多いのですが、ほとんど勝てるようになってきました。なぜ勝てるようになったのかをしっかり分析して、「強み」をさらに伸ばしていきたいと考えています。
大手求人媒体が軒並み効果を減らしているので、まだまだ需要は確実にあると考えています。
また、ヤッパシゴト事業で分かった運営ノウハウ(成功策、失敗策)をよりストレートに投下できるように体系作りをしたいと考えています。
(DTP事業)
何十ページの学校案内などの冊子ばかりを去年は作っていたため、チラシや会社案内などの比較的軽いデザイン制作を受注できませんでした。
3期目は人員を増やすなどして、このDTP事業は上記2事業と連動しない形で進めていこうと思います。
つまり、全く上記事業とはあえて相乗なしの立ち位置を作りたいと考えています。
(その他大事にしたいこと)
儲かりそうなことに何でも手をつっこむ企業や人を見ていると、その後、たいがい、いやほぼ100%が結局上手くいっていないことがようやく分かりました。
「これやったら確実に儲かりますからやりましょうよ」と言っている人が、その後に儲かったという美談を聞いたことがありません。
なのでヤッパシゴト事業、ジョブマイスター事業と大きなシナジー効果が期待できない事業は一切手をつけないでおこうと考えています。
あくまでもウチの会社は「求人」という幹を真ん中に据えて、そこから派生できるであろう枝になる事業しか行なわないでおきます。
時間はまだまだかかると思いますが、イメージとしては幹が太く畏敬対象にもなっている屋久杉のようなものを目指す感じでしょうか。
【まとめ】
会社の成長は企業なのでもちろん目指します。
ただ、無理して会社が急成長しても結局、クライアントや関係者、私自身や家族が幸せにならなければ意味がありませんので、会社規模の急拡大を目指すのではなく、確実なる拡大と経営的・精神的安定を保てる会社つくりを目指します。
まあここに「安定」というキーワードを使うところあたりがやっぱり元公務員という感じなんでしょうね。
という訳で3期目のくらしナビをどうぞよろしくお願いします。