茨城県庁を約25年前に退職後、機械販売企業に転職。7年前にその企業の代表取締役に就任された方に本日インタビューの機会を得ました。
公務員歴は6年間、民間企業歴は25年間と、公務員時代の4倍以上を民間企業で働かれてこられた方なので、言葉の1つ1つに重みがあり、私自身も大変おもしろいインタビューだなと感じました。
インタビューの中で私が『公務員を退職されて25年が経過されていますが、辞められたことのメリット、デメリットを教えて貰えませんか?』と質問したのですが、そのデメリットの回答が印象的でした。
『辞めて経済的に困ったことがあるかと言えば、特にはなかったですし、周り(の人たち)にも恵まれてきたのであえてデメリットというものはないかもしれませんね。
ただ、退職後に県庁が始めた新事業や新しい組織改革など県庁絡みのニュースを見ると、懐かしくなるとともに、もし自分があのまま残っていたらどうなったのだろう、と思うことはよくあります。
働いたのは6年間でしたので、まだ重要な仕事をそこまで任された訳ではなかったので、もし今も残っていればどんな風に仕事ができたのかなと。
色々おもしろい仕事もできたんじゃないかなと考えてしまいますよね。』
大変同感です。
私も大阪市役所絡みの新事業などをメディアを通してみると、「あぁ~こんなおもしろそうな仕事だったら今でもしてみたい」や「誰か知っている人が担当してるのかな」などよく思います。
役所の仕事とは皆さんが思われている以上に外部からみるとおもしろそうな仕事に見えたりするんですよ。意外かもしれませんが。
これは退職してから気が付きました。
なんだかこうなると、複雑な気持ちと言いますか、結局退職した後も前職を思い出すことも時々あり、辞めなければ良かった、とまでは思いませんが、この方と同じように残っていればどうなったのかな?と(笑)
まあ若干、昔の恋人を想い続けている人みたいで少し笑えてしまいますが(笑)
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