大阪市の公的起業支援施設「大阪産業創造館」様に「公務員からの起業を考えられている方へ」というテーマでインタビュー機会をいただき、公務員プラスに本日公開いたしました。
ぜひご覧ください。
多くの起業家を見てきた公的起業支援機関がアドバイスする、公務員からの独立や起業されたい方へ
http://www.yakuninhaigyo.com/job126/
大阪産業創造館は、大阪市内の本町というビジネス街にあり、私も起業前後にほぼ毎週のように活用させていただいた思い入れ深い公的支援施設です。
公務員時代から何度も起業志望者向けのセミナーや交流会に参加し、また税理士や行政書士、起業アドバイザーなど専門家に無料相談できることに味を占め、何度相談したのかもう数えきれません。
当時、公務員経験しか社会人経験のない私には、起業どころか一般の民間起業の商取引慣習もさっぱり分からず、質問する恥ずかしさからか小声で、
・事業計画書はやはり夢のある計画書にするのが大事なのですか？
・会社を作ったら経費って自由に使えるのですか？
・営業活動はどうやってすればいいのですか？テレアポや飛び込み営業が基本ですよね？
・お客さんに商品代金を請求するのって、いつ、どうすればいいものなのですか？
・そもそも起業するのは何からすべきなのですか？
など、こんなことも分からないで起業！？と思われていたであろう大変手間のかかった相談者でした。
当初は「こんなつまらないことを聞いたら恥ずかしいのではないだろうか」とあまりにつまらないことは専門家の方々には聞けなかったのですが、起業2ヶ月ほど前に相談した中小企業診断士さんから、
『須田さんは、公務員から起業というフツウは反対されることをしようとしていますよね。
公務員と民間企業とは正反対くらいに考え方が違うのですから、今のうちに分からないことは素直に分からないので教えてください、と何でも聞いていったほうがいいですよ。
分かったフリが一番良くありませんし、今ならまだ「公務員あがりだから」ということで皆さんそれなりに親切には教えてくれるはずですから』
とアドバイスを受けました。
確かに右も左も分からない状況を恥ずかしがり、「これくらいは知っていて当たり前かも」ということは人になかなか聞けていないな～、と反省し、その日から起業3ヶ月目までは、恥を忍んで、、また迷惑を承知で何でも聞いていこう、という姿勢に変化することにしました。
3ヶ月目までと決めたのは、自分の中で何かしらの区切りをつけないと、いつまでもダラダラと「教えてちゃん」になってしまい、自分で考えたり、調べたりする力が育たないと考えたからです。
そしてその日から厚かましく分からないことを聞く私が誕生したのですが、予想外だったのは様々な人が求めた回答以上の回答＋アドバイスをしてくれたことでした。
・公務員さんだから知らなくて当たり前ですよ。
・この分野ならだいたいのことなら分かりますから私でよければお教えできますよ。
・まだ起業したてだから分からないことだらけで当然かもしれませんね。私も分からないことなんて山のようにありますから。
など、今振り返ってもよくあんなに色々なことを1円の得にもならないのに教えてくださったな、と感謝しています。
これらの結果を思い返すと、つまりは公的支援施設で相談し、当時の私を見られて的確なアドバイスをもらったことで、公務員から起業するということに対して自信をつけていくことができたのかもしれません。
コンテンツ内にもあるとおり全国には約600の公的起業支援施設があると言われています。
起業相談やセミナーなどは無料かもしくは格安で受けられることがほとんどですので、是非積極的に活用されてください。
起業とはその華やかなイメージとは異なり、だいたいは最終的に一人で決断し実行。そして成果に対して責任をとっていくというある意味孤独な日々とも言えますので、公務員から起業される方は何でもかんでも一人で背負い込まずに公的起業支援施設を活用されることをお勧めします。
今の私があるのも、あの起業当時に散々に大阪産業創造館を使い倒させて（利用させて）いただいたからだと思います。ありがとうございます。
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5月18日土曜日に大阪にて開催いたします。
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公務員関係の方でしたらどなたでも参加可能ですのでお気軽にお申し込みを。
詳細はこちらの記事を。
http://ameblo.jp/koumuin-karano/entry-11515060594.html
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