公務員プラスの起業志望家向けコンテンツ、元支援機関員が語る起業情報の第6弾を公開しました。
【元支援機関員が語る起業情報 No.6】 動く前に決める「個人or法人」「1人or数名」 信用度ではやっぱりコッチ 法人設立 その2
今回は、法人設立にあたって専門家に任せたほうがいいのかどうか、どのような点に注意すべきなのかというお話です。
まずは一度お読みいただきたいのですが、文中に書かれているとおり、起業家を狙った詐欺というのは決して珍しいものではありません。
詐欺までいかなくとも、起業家がまだ経験が浅いことを理由に相場より随分と高い価格を請求されたり、適当に仕事をされたりすることはよくある話です。
特に公務員からの独立や起業の場合、「こいつはビジネスのビも知らないだろう」と小馬鹿にされ、良い人のフリで近づいて来られることも多いかもしれません。
かくいう私も起業当初は、親切さを装い、色々な自称コンサルタントや社長に騙されそうになりました。
実際にいま思えば、あのケースって騙されてたのかな~ と思うこともあります(笑)
騙されないようにする良い方法はあるのでしょうか。
こればかりは初対面の人に対して用心するのは当たり前ですが、あまりに用心をしすぎると新しく知り合った人たちと人間関係を作ることに支障が出てきます。
何かこいつはよそよそしいというか、おれのことをまるで信用していない感じだな
と思われると、そこから先の人脈形成も何もありません。
用心しすぎるのも問題です。
では、起業前後に騙されないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
私の起業家詐欺に合わないための防止法を3つご紹介したいと思います。
(1)おいしい話が来てもその場で即決しない。必ず持ち帰りよく考えること。
起業したてのビジネス素人においしい儲け話などまず来ません。なぜならビシネス素人、もっと言えば、初対面の人にわざわざ儲け話を言う必要などないからです。
儲け話は表に出てこない世界でこっそりと確実に展開されるものです。
(2)起業当初は第三者に相談する
こんなこと相談したら恥ずかしいかも、、と思われるようなことも、公共の創業支援センターの方々に積極的に相談することをお薦めします。
公共施設の相談員へのちょっとした相談は原則的にほぼ無料です。
しかも、創業したての頃は何も知らなくて当たり前と思われる節がありますので、どう思われようが気にしないことです。
むしろ誰にも相談せず、独断で決め騙されたり、後々に恥を受けるくらいならば、起業当初に大いに恥をかくほうがいいのではないでしょうか。
私も無料ということに味をしめ、起業当初は毎週のように相談しに行っていました。
(3)経験することで騙されにくくなる
防止法ではないかもしれませんが、どのようなことでもそうですが、人は経験することで同じ過ちを繰り返す頻度が落ちていきます。
詐欺師は、交流会や人伝えにさりげなく近づいてきますが、起業から1年もすれば直感的に「こいつは何だか怪しいぞ・・」とだいたい分かってくるようになります。
私も今ではおよそ直感的に分かるようになりました。経験がなす技です。
とは言っても軽微なことを含めると一度くらい騙されるのも一興です。
一度でも「もしかして騙された!?」と感じられると、そこから一歩強い人間になれますので(笑)
後々の良い酒の肴になるかも、くらいの大きな気持ちを持ち、詐欺師を待ち受ける方が気楽でいいかもしれません。
詐欺師も「なんだか面倒くさそうだなこいつは・・」と思うような人には近づいてこなくなります(笑)