「未経験者も歓迎!」は本音?建前? 前編

本日は、R25にあった記事からです。
本音?建前? 転職面接、人事のホンネ
私の会社では、求人広告事業も事業の一つとしていますので、毎日毎日せっせと弊社スタッフが求人広告の原稿を作成しています。
私も創業時から数年間は毎日のように求人広告の原稿を作成していました。
ちなみに求人広告の原稿とは、例えばリクナビやマイナビ、フロム・エー、アイデムなど求人媒体に掲載されている求人募集の情報を作成することで、クライアント(人材募集をしたい会社や店舗)からどのような人材が欲しいのか、どのような仕事を任せたいか、給与や待遇の条件は?など基本的なことをヒアリングしたうえで、そこから今までの経験を混ぜ合わせて文章を作成していくことです。

おもしろいことに全く同じ求人情報でも、求人原稿の書き方(つまりは作成する人によって)でアクセス数や応募数、応募される求職者の属性は大きく変わります。
そのため、求人広告の原稿作成と言えば簡単そうなイメージを持たれる方もいますが、かなり奥の深い仕事ですし、大手の求人媒体会社になると、これ専用のプロ原稿作成家もいたりします。
余談ですが、ハローワークのような求人票のようにかなり質素な求人原稿(基本的な言葉を箇条書きで短く書く程度)をクライアントに提示することは、人材業界では基本的にNGです。
質素な内容すぎると、求職者から見れば一体どのような人材に応募して欲しいのか、どのような会社なのかがそもそも情報不足でさっぱり分からないでしょうし、逆にクライアント側から見ても「こいつ(求人原稿作成者)、こんな適当な求人原稿を作ってきやがって仕事ちゃんとやれよ」と怒られるのがオチです(笑)
一般的に理想とされるのは、リクナビマイナビのサイトにあるように1つの求人原稿内の情報量が多く、どのような会社なのか、どのような事業や仕事をしているのか、そしてどのような人材を募集しているのかなどを想像しやすい求人原稿です。
業界用語でこのような情報量の多い求人原稿を「生きた求人原稿」(=求人原稿から様々なことが想像できるという意味)と言う方もいます。
さて、今回の上記の記事にある、『未経験者も歓迎!』は本当か建前か皆さんはどう思われますか??
公務員から転職する場合、基本的にはどの職種(営業職、販売職、企画職など』に応募しても、ほぼ未経験者扱いでしょう。そのため、公務員からの転職組の多くは、この『未経験者』に該当します。
ちなみによく、「役所内で総務の仕事をしていたことがあるので、総務分野では経験者扱いになりますよね?」と聞かれますが、正直なところ経験者としては見られません。
民間企業と役所とでは、そもそも総務関係の仕組み(会計・経理方式や社会保険の仕組み、人事制度など)がけっこう異なりますので、役所内の総務知識が役立つかと言えば疑問符が付いてしまうからです。
話がそれましたが、私の人材業界に関わっている経験上、『未経験者歓迎』というのは、半分本音だけど半分は建前(嘘)です。
なぜそうなのかはここまでで長くなりましたので後日書こうと思います。
全て本音で書きますので楽しみにしていてください。

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